熊本に遠征し、麦わらの一味にあってきた。
下の写真はアミュプラザ熊本にあったイラスト。かっこいい。
〈概要〉
交通手段と料金
観光タクシー貸切、3.5時間、15,330円
手に入るもの
麦わらの一味の銅像五体と会える、銅像のカードが貰える、フィギュアが買える
〈動機と計画〉
ONE PIECEに夢中になってからはや1年
それは熊本の復興支援プロジェクトで、熊本県内を周遊しながら見るものらしい。
めっちゃ見たい!!
銅像というのがまるで過去にいた実在の人物みたいで面白いし、それが観光事業として県内周遊と結びついているのにも興味がある。さらに銅像があるだけじゃなくて周辺の施設で、麦わらの一味のイラストとその土地の説明がはいったカードまでもらえるらしい。欲しい。わたしは人の推し語りを聞くのが大好き。旅行に行ったらその土地の自慢とか謂れを聞きたいタイプである。どういう経緯とか思い出それぞれの土地に麦わらの一味の銅像が立つことになったのか気になります。
行こうと決めたので方法を検討しました。わたしは車が運転できない。あと麦わらの一味の像は、観光地というより公園とか地元の人が行く場所にあるので場所を見つけられないかもしれない
よし、課金しよう!タクシーに行ってもらおう
というわけでタクシーを貸し切って麦わらの一味の像を巡ってきました。
全部巡るのは8時間ぐらいぶっとおしになるので諦めて、タクシー会社さんに、3時間位で巡りたい、ルフィとブルックは絶対に見たい、他にもみれる銅像があればコースに入れて欲しい、カードが欲しい、フィギュアも買いたい、と書いた見積もりメールを送信!
結果、3時間半でゾロ→サンジ→ブルック→チョッパー→ルフィを見るコースを組んでもらいました。ちなみに15,330円でした(2024年2月時点)
<当日、タクシー乗車まで>
熊本に来るのは初めて。新幹線に三時間乗るのがもうすでにしんどい。7時台の新幹線(さくら)をとって、酔い止めを飲み、絶対に眠るぞと固く心に誓って目を閉じていました。首尾よくうとうとしながら新幹線で過ごせたのでよかった。仲間がいるよTubeを睡眠BGMにしてONE PIECEへの気持ちを高めるのも忘れずに。最近見れてなかったのでちょうどよかった。
熊本駅は黒色基調でかっこいい駅、くまもんのおおきな顔に迎えられながら改札をでると真正面にプラカードをもった運転手の方が!わたしの名前だ!ちょっと照れる!事前に聞いていたけれども自分の名前書いたボード持った人を実際に目の当たりにするとすごい照れるということがわかった。適当にOP同好会とかチーム名にしとけばよかった。次に機会があればそうします。
<タクシー乗車〜ゾロ像>
ONE PIECEの銅像巡りに付き合わせられる交友関係がわたしにはないため、一人で乗りました!
つまり、これからタクシー運転手さんとマンツーマンで3時間半だ。だいじょうぶか。気まずい沈黙とかにならないだろうかと危惧していましたが結果として大丈夫でした。よかった。運転手さんはプロである。運転のプロだし気遣いのプロだった。最初はONE PIECE好きなんですか〜みたいなアイスブレイクトークからはじまって、車窓から見える景色の説明、今回は行かないナミやロビンなどの銅像についてのおはなし、運転手さんはゾロが好きっていう話などをしながら1時間くらいでゾロの像のところにつきました。たぶんここが一番遠かった気がする。乗車時間長いなって思ってた。
「ここを曲がるとゾロが見えますよ」
運転手さんの言葉に外を注視するわたし、ゆっくり車がカーブを曲がって、そして見えた!
ゾロがいる!!!
ゾロがいた。公園の開けたところに鎮座するゾロ。いや、座してはいない。めっちゃ三刀流の構えをみせている。渋谷のハチ公くらいの高めの台座に乗って刀を三本構えている筋骨隆々の男性。いや、存在感半端ないな!?そばに駆け寄っていってぽかんと眺めていたら運転手さんが後ろからついてきてくれて、銅像のそばでダウンロードできる壁紙のやり方とか教えてくれた。ありがてえ、もう10数回銅像めぐりしてるらしいから手慣れている。助かる。
町中から少し離れているからか、わたし以外には男性が一人と御夫婦が一組だけで四方八方からゾロを撮ることができた。すいててうれしい。
小雨がぱらついいたけど、しっとりと濡れた銅像というのもまた素敵だ。たぶん等身大で作られてるから縦にも横にも大きくて「居る」って感じがした。実際に見たほうが良いってよく聞くけど、たしかにそうだなあ。来てよかったと噛み締めながら道の駅にタクシーで移動。
そう、銅像の情報が乗ってるカードをもらうんですね。道の駅にはゾロの芋けんぴというお土産もありそちらも購入。別になにも買わなくてもカードはくれる。熊本県、太っ腹だ。
<サンジ、ブルック、チョッパー>
ゾロからサンジが30分くらい、サンジからブルック、ブルックからチョッパーが20分くらいずつだったと思う。
・サンジ
サンジは運動公園に佇んでおり、ゾロみたいに高い台座に立っていない。20センチくらいの台にのっていた。運動公園に遊びに来ていた子どもたちが「サンジだ、サンジだ」とサンジによじ登っていて微笑ましかった。そう、銅像、触ってもいいのでめっちゃそばまでいけます。
サンジは片手にお盆をもった給仕スタイルで勇ましいゾロとは対比的にスマート。キャラクター性がでてて萌えるなあ、と堪能しながら写真をとりまくった。わたしが写真を撮ろうとしたら察した子供らがスムーズに場所を譲ってくれたので感動しました。熊本の子供、めっちゃいい子だ。サンジの銅像カードは運動公園隣接の体育館でもらえます。体育館の受け付けで「サンジのカードください」っていうと事務の人がわたしてくれる。不思議な感じ。旅行先で体育館にたちよることあんまりない。
・ブルック
続いて、ブルック。ブルックは身長が麦わらの一味の中ではかなり高いので等身大だと大きさからくる迫力がすごかった。ソウルキング状態の銅像なので膝立ちの姿勢なんですが、足が長い!!!膝から下だけでわたしの足全部より長い。ブルックは通常の人間ではありえない体型なので銅像になっているとちょっと現代アート感があった。わたしブルックのことやさしいおじいちゃんみたいに思っているけど、直面するとあからさまに異形だから一瞬びびるな。これが幽霊船に乗っているのを見てちっとも臆しなかったルフィはやはり海賊王の器。ブルックは恐竜公園にいたんですけど、ここには恐竜のおおきな模型もあるので子どもたちはどっちかというと恐竜に夢中だった。ここにブルックが居るのは音楽大学の近くだからですけど「骨つながりかもですね」「化石だけに、ってこと!?」と運転手さんと与太話したのも良き思い出。ブルックの銅像カードは公園の売店でもらえたのでここは距離が近くてたすかった。フィギュアもここで買えました。
・チョッパー
動植物園に移動して、チョッパー!ここはそもそも動植物園に来ている人が多いのでチョッパーと記念写真をとっている家族連れやカップルが何組もいた。いいな。日常のそばにONE PIECEがあるのうらやましいな。チョッパーは小さいので銅像で鎮座していてもかわいいねー!ってだきつきたくなる感じがした。ロビンが可愛がる理由もわかる。体に対して帽子があきらかに大きいので転んだりしないか心配。チョッパーの銅像カードどこでもらったか忘れちゃった。
<念願のルフィ像>
最後は県庁前のルフィ像。イチョウ並木がまっすぐ伸びた道の真ん中にルフィがいました。かっこいい。
道の真ん中で片手を上に掲げて、にっこり笑って立っているの、すごくルフィって感じがしました。マントを羽織っているのでボリュームも有り、王の器が感じられる。ルフィは小柄に見えるけど、手も足も体に対して大きめかつ厚みもあって、この手を伸ばしてもらえたらすごく安心するだろうな、とこれまでルフィが手を取ってきた人たちのことを思いながら見てた。せっかくなのでわたしもちょっと握ってみました。照れるぜ。県庁前なのでぽつりぽつりと写真をとってる人がいた。わたしも四方から撮影をして大満足。ルフィに会えたぜ!あとルフィの足元には尾田先生の手形があったので手を重ねてみました。御利益あるかな。
歩道には外灯がたっていて麦わらの一味の絵が書かれたフラッグもつってあった。日常に溶けこむ麦わらの一味。いいな。あと尾田さんが書くちっちゃいキャラの絵、本当にかわいいな。
わたしがルフィを撮ったりフラッグ撮ったりしている様子をみまもりつつ的確なタイミングで的確な場所に車を移動させてくれてた運転手さんがプロでした。
県庁はお休みだったので、近くのホテルで銅像カードをゲット!フィギュアも買いました。
<貸切タクシーでよかったこと>
迷うことがまったくなかった。
どの順番でまわるか、銅像カードはどこでもらうか、その場合駐車スペースはどこかということを熟知しているのでわたしはぼんやり車に乗ってさえいればやりたいことが全部できる。
GEAR5じゃん!おれのやりたいこと!全部できる!
もし自分で運転したとしたらこうはスムーズに行かないと核心している。やはり餅は餅屋。贅沢な出費でしたが他のところを節約することにします、課金してよかった。
麦わらの一味の銅像に(半分だけど)会いに行けてとても楽しかった。麦わらストア熊本で限定のおかしも購入してほくほくです。
熊本は広くて、山がかっこよくて、人がなんとなく穏やかでいいところでした!楽しかった!
おしまい!
追記