あたまに花をさかせる

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【最高】刀剣乱舞の模型刀を間近で!タカハシアオイ模型刀個展「千夜顕現」

令和4年7月31日
タカハシアオイ模型刀個展「千夜顕現」に行ってきました。
http://senya-kengen.com/


最高だった。

タカハシアオイさんが、木材に塗料を塗って作成した模型刀が、ずらりと一堂に会しているのを、手に取れるほど近くで鑑賞できました。
写真撮影OK、SNS拡散OKだったのでわたくしも写真を撮ってきましたが、タカハシアオイさんが撮影されてる写真が格別かっこいいのでそちらをご覧いただくのがおすすめです。




会場に入った瞬間の印象

並んでいた刀剣は、大倶利伽羅鶴丸国永、燭台切光忠、太鼓鐘貞宗、髭切、膝丸、三日月宗近
小会議室ほどのスペースに、7振りの刀剣が並べられていました。
三日月が一番奥で、ぽつんと一振りおいてあるのが、宙に浮いているようで静謐でたいへん趣深かった。贅沢な空間利用。源氏兄弟が二振り隣り合ってるのもよかった。伊達の刀たちは鶴丸、貞ちゃん・大倶利伽羅、燭台切でコの字に配置されていたのもチームってかんじでよかった。

刀の本体は鉄を鍛えて作ったかのような美しい色合いで彩色してあり、打除けや刃文もばっちり再現。刀の肌の部分って細かい粒子がきらきらーって見えて、鉄の焼き加減とかで全体的にふわーって色が違うんですけど、それが彩色で再現されているの感動しました。
本物の刀ではないので、アクリルケースなしで間近にあらゆる角度から覗き込むことができ、三日月宗近の三日月型の打除けも、直にしっかり目に焼き付けることができました。鞘の三日月が蒔絵調でぽってりとした感じがかわいかったです。

特に素敵だなと思ったこと

①大きさが体感できる

眼の前に模型があるので、大きさがわかりやすい。自宅で30センチものさしを手に取りながら「薬研藤四郎はこのくらいかしら」と夢想したりしていましたが、それとおなじようなことが、より上等に行える!すごい!
実感と夢が広がりまくりました。手に取りたい(手に取るのはだめです)。
三日月が思っていたより細いこと、鶴丸が想像していたより大きいことが特に驚きでした。三日月の姿はまさに、「美しい!」って感じだった。細くてキラキラしていてすらっとしている。

②拵えが刀剣乱舞デザインであること

なんといってもここが胸ときめいた。
東京博物館で本物の三日月を見たり、藤森神社で鶴丸写しを見たり、本能寺で薬研藤四郎復元刀を見るのは大変心ときめくことだけど拵えはないじゃん!
でも、タカハシアオイさんの模型なら、拵えも見れる!しかも、刀剣乱舞のデザインから着想を得たやつが見れる!最高でした。
鶴丸の拵えを四方八方から眺めて堪能した。全体的に色が白いのはやっぱりかっこいいなって思ったり、柄の部分にあしらわれている金の細工が上品で麗しいなってうっとりしたり心の中が大忙しでした。

原寸大のものと90%縮小版があり、それぞれに細工がちょっとずつ違う。
上が原寸大の細工(鎖が2重編み)で、下が縮小版の細工(キャラクターデザイン寄りの角張った鎖)です。


髭切と膝丸の鍔のデザインがめちゃ可愛かった。紋がいれてあるんですね。写真が上手じゃななさすぎてのっぺり見えますけど、ほんとは鞘の金色の部分に笹の葉みたいな細かい細工が浮き彫りになっています。めちゃかわいかった。


燭台切光忠は、焼けたものと、焼けていないものと2つの刀剣が並べてありました。真っ黒で、はばきのぶぶんに溶けた金が張り付いているの美しかった。太鼓鐘貞宗はサイズの小ささが愛らしかった。他の刀剣が大振りなのできわだってかわいらしかったです。柄の部分の螺鈿がきらきらしていてきれい。刀身に掘られている細工もシンプルながらまっすぐで美しかった。木を掘っているのにこんなに鋭い線になるのすごいなと思いました。
倶利伽羅は、やはり倶利伽羅龍の彫刻がかっこよかったー!大倶利伽羅も、想像より大きいなと驚いた刀でした。
木製だからか、切っ先を覗き込んでもそんなに怖くないのは新しい発見でした。刀の切っ先は正面からみると不安でどきどきしますからね。

気軽な気持ちで見に行った個展でしたけど、素晴らしい作品で心が満たされました。
世の中には素敵なものを生み出している人がたくさんいるんだな、と幸福な気持ちになりました。
また、タカハシアオイさんの作品を拝見できる機会があればぜひ参加したいなと思います。
鶴丸の模型刀のポストカードを購入させていただいたので部屋に飾ろう。持ち帰れるものがあるのとっても嬉しい。

楽しかったです!おしまい!