あたまに花をさかせる

楽しかったことを書く

R3.5.23 刀ミュ東京心覚がわからんという感想

令和3年5月23日千秋楽配信 

musical-toukenranbu.jp


時系列をいったりきたりされるとわからんのやってー!!!!

ミュージカル刀剣乱舞東京心覚、大阪公演のチケットを失って悲しみのあまり、配信を見るのやめようかと思った(東京心覚という存在を私のなかで抹消しようかとおもった)けど、見た。

ストーリー、わからんなりにうけとったこと

開始、30分くらいで、これは、オムニバス!?(ちょっと違う)と気がついたんですけど、平将門の話と天海の話と太田さんの話が並列で語られてて、それぞれに二人づつ刀剣男士がいる。
桑名と村雲さんは、なんかなんにもない空間にいる。
一向に話がすすまなくて、たっぷり時間をとって刀剣男士の歌をお聞かせいただくかんじだったから、へえ、今回はソロ曲をじっくりきかせてひとりひとりの男士が話の中心なのかなーと思ったら、交わらないみっつの歴史上の人物の話と、なにもない空間のお話が、錯綜する感じだった。

水心子が頭の中がぐちゃぐちゃになっていて、いろんな記憶が見えて、自分が今どこにいるかわからない状態だってことが最初に示されてたので、よし、私の気持ちに一番近いのは水心子だ、と、水心子に気持ちを寄せてみてました。いろんな場面が次々にでてきてわけわかんないよな!わかるよ!水心子!

水心子が途中で正気にもどったというか、自分は何がしたいのかを思い出してからは、太田さんに気持ちを聞きに行く→天海に気持ちを聞きに行く→平将門に気持ちを聞きに行くという流れになったので、わたしも話が理解できた。
つまり、東京に関連の深いひとたち、平将門は東京の結界に力をつかわれた人で、天海は東京に結界を張った人で、太田さんは江戸城を立てた人だ。うっかりしてたけど、勝海舟もいた。太田さんの前に話を聞いていたね。答えてもらってないけどね。

なんだろうな!話が理解できたかというとできてないんだけど、なんか最後に水心子がわれわれに話しかけてくれたことは心に残った。

覚えていなければ、それは存在しないのか、という話は、あおさくで御手杵が定義していた話題だったので、それに対するアンサーが将門からされたのは、面白いというか、歴史ファンタジーの醍醐味だなって思った。
あおさくでは、忘れられたらどうする対する答えは俺が覚えているだったが、将門の考えと水心子の考えは、見えていないものもある、だったなあ、という気持ち。

誰にも観測されなくてもある。月はみえなくても丸いって話があって、それはそれとして、それが美しいのは観測する人があってはじめて成立するっていうのも主題としてあるんだなあと思った

あの、最後の歌でも、風はだれもいなくても吹くけど、歌には人がいる、みたいなことをいっていたじゃないですか、だから、それはどっちもあるよねってことだね。

今回のお話は、水心子が最後に言ってた「ここに来なかった、来られなかった、来た、来ないことを選んだ、来ることを選んだ、どれが正解というわけでもない」っていうのと「選択に傷つかないで」っていうのが全部なのかなあと思ったわけなんですけど、なんだろうな、誰にも観測されてない気持ちもちゃんとあるよねってことかなってうけとりました。わたしの気持ちはちゃんとあるし、わたしに見えてない気持ちもちゃんとあるので、なんだろ観測された事象だけをもとに傷ついたりする必要はあんまりねえなって思った。

あっ!あと、村雲が線を引くのを嫌がっていて、ソハヤがそういうのがひつようなこともあるって言ってたのがなんか染みた。分断って必要だし、嫌だよね!両立するよね。どっちもあってよいね。

おかめのお面の人のこと、あれは太田さんに山吹を渡していたから、歴史に名前が残ってないモブの人たちの気持ちに集合体かなーと思っていたんだけど、最終的に、ここに来たかったんだねって言われてたから、わたしたちという概念の表現なのかもしれないなあと思った。まあ、わたくしも歴史に名前が残っていないモブですので、最初の理解からそう離れてはいない。おかめのお面の人はそれぞれの時代の花でもあるから、やはり、時代の流れっていうか、いろんな人の思いっていうかが集まったものなのかなあという印象です


歴史上人物の印象にのこったとこ

太田さんと勝海舟のセリフの聞き取りやすさが半端ない。太田さんは歌もうまい、とてもよい。
天海がめちゃくちゃつよくて面白かった。
平将門VS天海の直接対決、すごいドリームマッチだった。霊力VS法力ってかんじだった。
平将門最初出たときにめっちゃかっこよくて一瞬でファンになってしまった。あおさくの許すまじみたいなテーマソングがあればいいのにって思った。
歴史上の人物は、歌も芝居も殺陣もめっちゃうまいよなーっていつも思う

刀剣男士の印象に残ったこと

水心子があまりにも、子犬のような哀れさでかわいいしかわいそうだしで心が落ち着かなかった。自分で勝海舟に、「いい刀だな」っていうのがかわいい。その刀、水心子では。2部衣装が未来ぽくてかっこいい。
水心子は、三日月のことも救おうとしていたので、めちゃくちゃ優しい刀なんだなと思った。三日月はあんなにいろんな刀から心配されまくっていて、最近は本丸にいないからいいものの、このあとの作品で普通に本丸にいるとするとどんな顔して本丸ですごすの?って気がしてる。
水心子は三日月を救いたい場合、鶴丸がなんか同じような気持ちのはずなので相談してみるといいと思う。あと、小狐丸とか。新々刀は過去とこれからを繋ぐ役割があるって三日月が言ってたけど、三日月は本丸でどんな立ち位置なんだ。

桑名と村雲はとにかくかわいいね!ってかんじだった
桑名くんはお歌が、たいへんこなれてお上手だったので、壽を経ているとやはり違うなと思った。歌がここちよく聞ける人わたしだいすき
桑名くんは、なにを耕していたんだろうなって疑問。なにもないところをつるはしで工事して畑にしていたね。あの場面は本当に不思議なんだけど、たぶん東京なので、なんらかの災害などで壊滅した東京なのかなあとおもった。戦災とか災害ね。これからくる未来かもしれないと思うと怖いんですけど、桑名くんが耕して山吹を植えてくれるのは希望でもある。
お腹が膨れないものでも、必要だよね、ってのはだいじなことだね。ぐるぐるのなかにいるっていうのも好きだった
村雲さんは歌声が好きだった。無垢でかわいいね。わんっていうのもかわいい。うちにいないのでキャラクター性があんまりわからんがかわいいことはわかった。

豊前にパライソでなにがあったかとてもとても気になる
豊前は、海の話するけど、ゲームでは別に海の話しないから、つまり、パライソという物語を経ているミュの豊前という個体なわけじゃん。
あと、太田さんをためらいなく正しい歴史どおりにしたので、葛藤した刀剣男士もいたんやでー!という気持ちになった。ほんとパライソでなにがあたんだろう。豊前はいつだって明るくて爽やかでテンションがかわらないのがすごいとおもった。あと常にかっこいい。完璧にかっこいい。静かの海につれていってくれ。

五月雨さんはね、殺陣の要所要所でする決めポーズがとってもかっこよかった。清麿もそうなんだけど、表情がはっとするくらいきれいな瞬間がたくさんある。

三池がさー、めっちゃかっこいい。ふたりで繰り出す殺陣が実力者ってかんじでかっこよかった。大典太光世の歌声が、ちょっとじゃりじゃりーってしてるのがとってもかっこいい。ああいう感じの歌声っていままで聞いたことがない気がする。二部ではボイスパーカッションやってたし、もっと歌聴きたいなあって思いました。
ソハヤは普通にかっこいいね。なんか豊前が初恋キラーのかっこよさだけど、ソハヤはふつうにとってもかっこよいお兄さんだった。あとソハヤは、霊力がある守り刀だからちょっと視座が高いのが、神様ってかんじで好きだった。


最後の挨拶で、めちゃくちゃ存在しているっていってくれた豊前に胸がしめつけられるほど嬉しくなった。
拍手も嬉しいよー。ありがとだよー。


まとまらないけど、気持ちを書き残したかったので満足!