あたまに花をさかせる

楽しかったことを書く

R1.11.22 舞台「刀剣乱舞」維伝 朧の志士たち

令和元年11月22日 東京ドームシティホール 夜の部

誉めます!!!
ストーリー展開とか台詞については語りませんが、キャラクターがかっこよかったとか舞台を見てどう思ったかとかそういう類のネタバレをします。よろしくお願いします。

・ご用意されたお席について

見切れ席だからどれくらい見切れるかなあ?声だけでも聞ければ良いなあと思ってたんですけど、四分の三くらいは見えたので大勝利です。うれしい。
ただ、手前奥側四分の一の見えない部分に、キャラクターがかっこよく登場してくる演出が多々あるので、そのときだけ寂しかったです。かっこよく光が差して、じゃじゃーんとかっこよく音が鳴って、キャラクターのかっこよいセリフが聞こえてくれども姿は見えない。影は見えたので、些事です。あと、舞台奥の映像は全く見えませんでしたが、なにが写っているかの情報が必要なときには、台詞でフォロー入ってたので特に問題なかったです。

・ストーリーについて

すっごい好き!
まんばちゃんじゃなくて、むっちゃんが中心の刀ステ第一弾ということだからか、これまでの刀ステの知識がぜんぶ求められるとかではなくて安心しました。
悲伝は、みなさん!これまでのこと全部覚えていますね!では!!って感じのストーリー展開だったし、慈伝も、みなさん!ステの刀剣男士は強くてかっこいいことを理解してますね!では!って彼らの楽しい一面を強調する感じだったけど、維伝は、維伝ではった伏線を維伝で回収するので、わかりやすかったです。
三日月が円環してることだけ知ってたほうが良いかもですけど、まあそのくらいかなあ。
観劇後の感激のしかたとしては、ジョ伝が近い。ジョ伝も、どうして同じ刀剣男士が同時に存在してるんだろうって疑問がジョ伝のなかで解決されててすっきりでしたけど、そんな喉ごしです。
悲伝→慈伝→維伝の順番なのがしみじみよかった。悲伝で混乱して、慈伝で落ち着いてからの歯ごたえのある維伝だったので余計においしく感じました

・キャラクターについて

刀剣男士がもともと持っている個性や魅力を、衣装でも台詞でも演出でも声の響きでも眼差しでも立ち位置でも殺陣でもばっちり再現しつつ、見せ方の緩急も心地よくてすごく好きでした。全員にストーリー上で役割が与えられているので、どの刀剣男士にもめちゃめちゃ肩入れしてしまい、がんばってるのを応援したくなるし、なんとか幸せになってほしいと祈りながら見てました。なので、彼らが力を合わせて文久土佐を攻略したときには、ほんとに心の底からよかったなあと思えました。カタルシスカタルシス
想像以上に肥前くんがよかった。殺陣が速くてほんとかっこいい。朝尊先生はもともと好きでしたがもっと好きになりました。台詞回しの飄々とした感じと眼差しのチャーミングさがやばい。染谷さんが演じる鶴丸がかっこいいことは虚伝でもうわかってるからだいじょうぶと思ってたけど想定の倍くらいかっこよくて驚きました。小烏丸がでるって聞いたから遠征を決めたんですけど、もうすっごい満足です。実際よりもずっと小柄で細身に見せるのが特にすごい。声もすごくいい。陸奥守は、ストーリーの真ん中に支柱としてしっかり存在していて、彼がいるから話もキャラも魅力的にまわっていってると強く感じました。心の底からスタオベです。兼さんと堀川くんは殺陣の華やかさに目をひかれました。特に、兼さんはほんとに衣装の色鮮やかと相まって、幕末の黒っぽい色合いの中に花が咲いたみたいでした。

・戦闘シーンについて

席の都合上、舞台を横から見ていたのですが、殺陣はああも複雑な動線で立ち回っているのかと感激しきりでした。想像もしていなかったくらい遠くの位置から思った以上の速度と角度で複数人が入り乱れるのが、横からだとはっきり見えるのでで、迫力のあるバトルって高い技術と訓練で作られているのだなとなんかこうすごくありがたく思いました。改めてすごいと思った。とても、かっこよかった。あと、客席に向けて照明がちかちかちかーってあたって、視界がチカチカする演出があると思うんですけど、見切れ席だとちかちか照明の範囲外なので、ちかちかせずに殺陣が見られる利点がありました。

・初日に見るということ

初日に観劇するという行為をはじめておこなったのですが、独特の雰囲気があっておもしろかったです。客席の反応が戸惑いがち(笑っていいのかだめなのかとか)なのと、役者さんと客席の呼吸のあわせかたも手探りなかんじで、劇場にいるひとみんながなんとなく緊張しててなんとなくそわそわしてるなあって感じました。貴重な体験だったと思います。



おしまい!